マスティマ

魔王の腹心であり、クリムゾンの教育係であった魔族の最高指揮官。
人間からは、彼女こそが『魔王』ではないかと噂されていたほどの人物。
事実、老齢の魔王に変わり最前線で魔族の指揮を執り、
勇者が現れるまで、数百年間無敗を誇った常勝の将であり、魔族一の識者。

無益な戦いは好まず、野心も無いが、一度戦闘になると
目的の為には手段を択ばない、残忍で冷徹な様相を見せる。
魔王の威信を示すため、度々変化の魔法を使い魔王の姿を借りて
人間と戦った経歴がある。

勇者との戦いでは、魔王と共に勇者達を追い詰めるが、
老いた魔王を庇い、勇者の攻撃を受け敗れてしまう。
敗戦後は捕えられ、「魔王の後継者」「魔王の娘」と勘違いを受ける。
それを甘んじて受け入れることにより、本当の後継者であり娘である
クリムゾンを救おうと画策している。

勇者からは＜魔王の力＞の譲渡を迫られ、
拷問じみた凌辱を受け” 隷属の淫紋” までも刻まれるが、
反抗的、攻撃的態度を崩さす抗い続けている。

「幾万の恥辱にまみれようとも、キサマだけは絶対に殺してやるッ！」